マネーマニフェスト ― 虚構の玉座
- Daniel Tanaka
- Sep 12
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Updated: Sep 29
定義
お金とは、流動性プールそのものであり、財に仮想的に付与された等価という虚構が連続的に具現化する現象である。
展開
財とは、流動性プールを構成する個々の要素である。
それは現物であっても、虚構であってもよい。
人類が交換可能性を認めた瞬間、それは財として流動性プールに投げ込まれる。
流動性プールは、それらの財を互いに等価に結びつける。
この結びつきは虚構にすぎないが、繰り返されることで秩序として現実に立ち現れる。
そのなかで最大の流動性を獲得した財が「貨幣の玉座」に座す。
最大の流動性は、プール内の相対的な生成の困難さと崩壊への抵抗力によって定まる。
結論
したがって、お金とは「流動性プール=虚構の具現化の連続」という現象の総体であり、貨幣の玉座に座す財はその連続する現象の中心を統べる。
そして、流動性を拡大すること、あるいは、もっとも生成しがたく、崩壊への抵抗力に優れた財を手中に収めることこそ、流動性プールを制する唯一の道である。


