HYPEホルダー必見:kPointsを最大化する戦略5選
- Daniel Tanaka
- Sep 11
- 7 min read
Kinetiqとは?
<Kinetiq概要>
KinetiqはHyperliquidエコシステムのリキッド・ステーキング・プロトコル。リキッド・ステーキングとはPoS(Proof of Stake)系チェーンのステーキングされた財産の流動性を高める仕組み。ステークした資産の請求権をステーキング報酬を受け取りながらDeFiで運用できる。その請求権トークンをLST、リキッド・ステーキング・トークンと呼ぶ。
HyperliquidのステーキングはHIP-3というHYPEを集めれば集めた人が自分の設計で銘柄を自由に上場できるという仕組みにより、他のPoSよりも圧倒的な収益構造を作り出し、その結果需要を生み出す。HYPEが強い根源の理由でもある。
Kinetiqが集めたHYPEでHyperliquidの上でさらなる収益構造を構築するのは確実視できる。そもそもHyperliquidの収益はステーキング報酬として分配される。だからKinetiqは2重の利益構造となっていて界隈からの期待値も高い。
<Hyperliquid概要>
HyperliquidはDeFi(Decentralized Finance)が長年抱えてきた約定速度の遅さ、流動性の不足などを革新的な仕組みと仕掛けによって克服し、CeFiに依存しない形でクリプトネイティブな新時代の金融プラットフォームとして躍進中のプロトコル。
実施されたエアドロが億ドロ(エアドロによる億円単位の収益)になったこともあり、話題沸騰した過去がある。現在はCeFiも巻き込んでなお成長中。
本記事の注意事項
本記事はアフィリエイトを含む。
本記事は投資の助言ではない。
KPointsによる利益を狙う場合、スマートコントラクトや税金や価格変動のリスクを理解し自己責任で実践すること。
ハッキングリスクを抑えるためにハードウェア・ウォレットの使用を推奨。
押さえておきたいポイント
チェーン:HyperEVM
トークン・コイン:HYPE、kHYPE、vkHYPE、PT-vkHYPE、YT-vkHYPE、p-KINTIQ-1
概念:Principal Token、Yield Token、AMM、Loop、Lending、Vault、Vault Token
ハードウェア・ウォレット:OneKey、Ledger
エアドロ戦略
主に5つの戦略を挙げる。自分に合うのを1つ選べばよい。特徴をわかりやすく一覧にした。
単純明快、ポイントを直接買う。
ギャンブラー、APY-99%のドル捨てポイント加速システムに飛び乗る。
本末転倒、ポイントゲームに参加せずHYPEを最大限増やす。
ややこしいの無理、最もわかりやすいプレイ方法でポイント獲得。
クリプトネイティブ、DeFiゲームを自分で楽しむ。
事前準備
Hyperliquidを通してHYPEを入手してHyperCoreからHyperEVMにHYPEを移動させる必要がある。初めの入金はUnitを通せば対応銘柄なら何でもよいが、初めはArbitrumのUSDCを利用する方が確実。
HyperCoreはHyperliquidで取引をするための仕組み。
HyperEVMはHyperliquidの外でEthereumと同じようにDeFiを実践できる仕組み。
HyperEVM側からHyperCoreに作用する仕組みも整えられたこともあって、Hyperliquidは取引所としての洗練性や革新性が群を抜いてぶっちぎりの首位。無許可で扱える分、CeFiよりも上に見える。戦略1、p-KINTIQ-1を買う。
実はRumpleでKPointsは直接購入できる。だから直接買ってしまおうという単純な戦略。
Rumpleはイールド(利子)を生むトークンをデポジットすることでデポジットした期間分のポイントを分離できるDeFi。Kinetiqも参戦していて、普通にポイントを直接購入できる。ただし売る人が圧倒的に少なくAMM(Auto Market Maker)でLP(Liquidity Pool)が殆ど成立していない。5ドルから10ドル近辺をうろうろしているが、それでも大量に売る人は出ておらず、逆に言えばKPointsの期待価格は10ドルを遥かに超える。
DEXSCREENERでp-KINTIQ-1のチャートを確認できる。右下のTradeをクリックすればAMMであるHyperswapのSwap画面に飛ぶ。
p-KINTIQ-1はリンクから飛んでもUSDT0で打ち消されることがあり、その場合はRumpleと入力してpトークンを探す。ただしLPが成立していなかったら表示されない。今回は表示されなかった。ポイントを売る人が殆どおらず、この戦略をメインにするのは難しいかも知れない。
戦略2、YT-vkHYPEを無限に買う。
次ぎ込んだHYPE以上にkPointsを受け取り、高いバリュエーションが付くと想定してPendleで全力でvkHYPEを燃やす戦略。
Kinetiqが上か、Hyperliquidが上か、みたいな予測味がある。
YTとは利回りのつくトークンの利回りの部分を分離したイールド・トークン。Pendleが設定した満期日までvkHYPEの利回りとポイントがYT側につく。分離されたもう一方はPT、プリンシパル・トークンと呼ばれる。PTはイールドとポイントを失う代わりに満期日から遠ければ遠いほどディスカウントされる。
この時、YT-kHYPEを買えば、利回りを受け取れるが、YTは満期日に必ずゼロになる。だから必ず損失を食らう。APYは利回りを受け取って尚、驚異の-99%、それでもポイントが後に高いバリュエーションを伴ったトークンとして付与されれば利益になると信じた界隈が狂ったようにHYPEを燃やしている。
YT-kHYPEとYT-vkHYPEの2種類があるが、YTに関してはvkHYPEの方に妙味あり。以下のTweetの通りkHYPEよりもvkHYPE側に圧倒的なメリットがあるのは明白。どうせ燃やすのならYT-vkHYPEの方が得。
Week 7: (last week)
1 YT vkHype = 0,0395 kPoints
1 YT kHype = 0,01717 kPoints
Week 8: (this week)
1 YT vkHype = 0,028 kPoints
1 YT kHype = 0,0161 kPoints
PendleでHYPEから直接YT-vkHYPEを購入できる。
戦略3、PT-vkHYPEを全力買いする。もはやエアドロは要らない👈
本末転倒だが、kPointsを捨ててHYPEの上昇だけに賭ける戦略。
kHYPEでもよいが、vkHYPEのPTならイールドがより加重されるので、最も多くHYPEを入手できる。HYPEには上昇圧がかかるのでポイントよりもHYPEを優先するのもまた一手。
PendleのPT-vkHYPEは満期日に必ず1 vkHYPEと等価になる。だから以下のようにチャートは満期日に合わせるように必ず右肩上がりになる。抱えるリスクはゼロではないが、構造的に必ず儲かるし、ポイントと利子をあきらめる分、vkHYPEを安く購入できる構図となっている。vkHYPEはステーキング報酬と利回りにより時間経過と共にHYPEより価格が上がるから、結果的に最も多くのHYPEをゲットできる。
戦略4、vkHYPEを単独で持つ。
最も簡単。何もしなくてよく、リスクもあまり受け入れない戦略。
HYPEの価格変動リスクとVedaの運用先のスマートコントラクト・リスクを受け入れるだけ。Kinetiqの公式サイトだけで完結する。
まずはKinetiqでHYPEをステーク。それでもAPYは2.22%もらえる。HYPEの価格が上がれば2.22%でも銀行預金の利回りより遥かに大きい。
kHYPEをさらにVeda提供のVaultに入れて運用する。vkHYPEはkHYPEのVault Tokenという意味。VedaのVaultの自分の持ち分を示すトークンとして機能する。過去の傾向からするとkHYPEよりvkHYPEの方が優遇されているのはほぼ確実。さらに以下のスクリーンショットの通り、Veda、Hyperlend、Felix、Kinetiqのポイントが重複してもらえる。
戦略5、kHYPEを自分で運用する。
AMM、Lending、Loopでリスクを自分で負ってkHYPEを運用する戦略。
LendingはここではkHYPEを貸し出して利子を取ること。LoopはここではLendingして借りたお金でさらにHYPEを買ってレバレッジをかけること。
Kinetiqに記載されていないプロトコルはポイントが付与されない可能性があると予想するが、以下のリストから自分で重複ポイントや利回りを狙って運用することもできる。APR・APYが100%を超えるものもある。うまくやればレバレッジを自由にセットできる分、戦略④よりもポイントも利回りも高くなる可能性もある。
いずれ逆転?
おそらく加熱度やポイントシステムの進捗度によって変わってくる。
最初期であれば間違いなく②のYT-vkHYPEの爆買いが最もポイントを獲得できたはず。後半になり参加者が増えすぎてポイント獲得が困難になると逆に③のPT-kHYPEが結果的に利回りがよくなる可能性もある。
見極めに使えそうなのはセンチメント系の分析ツールやDEXSCREENERでp-KINTIQ-1のチャートやXでのポイントのスクリーンショットと考察投稿など。
観測する範疇ではHyperEVM圏では最も熱いポイント合戦に見える。HYPEを持っているのなら参戦しないのはもったいないかも知れない。
ポイント評価予想
FDV(Fully Diluted Value)とエアドロ配分率によるポイントのドル建て評価予想がXでは人気。FDVとはつまり時価総額。TGEはトークン・ジェネシス・イベント、つまりトークンの初の実際の発行のこと。いろんな人がいろんな予想を立ててはいるが、エアドロ率は内部の人間にはわかるが、FDVは誰にもわからない。だから以下のようなツイート群は基本すべて皮算用。でも面白い。
Ponyo氏は5から15ドルのレンジ予想。
Curiosity氏は表の色的に3ドルから12ドルのレンジ予想。
Alex氏は10ドル予想。
lykt氏の予想はもう少し変則的で1kHYPE毎のKpointsは0.4程度だと予想。
その上でFDVとエアドロ率をグラフ化。
どれくらいの評価額がつくのか楽しみで仕方がない。
免責事項:本記事は情報提供であり、投資助言ではありません。暗号資産には元本損失のリスクがあります。必ず自己判断・自己責任で、余剰資金の範囲でご利用ください。










